今回はRealmについてのご紹介です。
Realmというのは、簡単に言うとモバイル向けDBです。
既存のモバイル向けDBではSQLiteが有名です。
SQLiteではSQL文をガリガリ記述する必要がありましたが、RealmはNoSQLなのでSQL文を記述する必要はありません。
また、公式サイト曰く、SQLiteよりも処理速度が速いとのこと。
暗号化にも対応し、Androidでも利用できます。
価格も無料です。
詳しくは、公式サイトでご確認下さい。
iOSアプリで、Realmを使ってみようと思ったので、今回の記事では環境構築までを記載したいと思います。
1.CocoaPodsのインストール
Realmをインストールするには、Zipをダウンロードするか/CocoaPodsでインストールする必要があります。
今回は、CocoaPodsでのインストール方法を記載します。
1-1.CocoaPodsインストール
ターミナルにて
1 |
sudo gem install cocoapods |
を実行し、CocoaPodsをインストール。
1-2.セットアップ
インストール完了後、
1 |
pod setup |
を実行し、CocoaPodsで扱うライブラリの情報をセットアップ。
2.Realmのインストール
2-1.ターゲットプロジェクトに移動
Realmを利用したいXcodeProjectフォルダ直下に移動。
1 |
cd /***/RealmSample |
2-2.Podfileを作成
1 2 3 |
vi Podfile platform :ios, “8.0” pod ‘Realm’ |
2-3.ライブラリのインストール
ターミナルにて
1 |
pod install |
インストールが完了すると、XcodeProjectフォルダ直下にRealmSample.xcworkspaceというプロジェクトファイルが作成されます。
アプリの実装をする際は、こちらのプロジェクトファイルからXcodeを開く事になります。
3.Xcodeのpluginをインストール
Realmのmodel作成を楽にするため、RealmPluginをインストールします。
AlcatrazというXcodeパッケージマネージャーを利用します。
3-1.Alcatrazのインストール
Alcatrazをインストールしていない場合は、ターミナルで
1 |
curl -fsSL https://raw.github.com/supermarin/Alcatraz/master/Scripts/install.sh | sh |
を実行。(Xcodeは再起動して下さい。)
3-2.XcodeのPackage ManagerからRealmPluginのインストール
[Xcode] - [Window] - [Package Manager]にて”RealmPlugin”を検索し、インストールします。
インストールが完了すると、[Xcode] - [File] - [New] - [File] - [iOS]内にRealmの選択肢が表示されるようになります。
以上で、環境構築は完了です。
次回は、実際の使い方等を投稿したいと思います。