SwitchBotロックで完全なキーフリー生活を実現した

2022.02.09.水
デバイス

はじめまして、スマートホーム大好き入社一年目の開発部の山下です。
初投稿となる今回はスマートロックについての記事です。

昨年末、会社の納会の景品でSwitchBotロックを頂きました。
といっても、昨年末時点では発売されておらず、発売待ちの状態でした。

1/19に発売され、ようやく手に入り、ついに完全なキーフリー生活を実現することができました。
執筆時点では使い始めて1週間ほどですが、かなり気に入ってます!

ということで今回は、SwitchBotロックと我が家のスマートロックについて紹介していこうと思います!

取り付けはびっくりするほど簡単


私はマンションに一人暮らしですが、賃貸でも取り付けられるので安心です。
取り付けは特に書くこともないくらい簡単です。
説明書の通りに本体をドアに取りつけ、SwitchBotのアプリに従って校正を行います。

サムターン(つまみの部分)に被せるようにして取り付けるため、多くのサムターンに対応できるように3種類用意されています。


ただ、一つ心配だったのが私のマンションのカギが少し特殊だったことです。
子どもが勝手に鍵を開けないように、サムターンがスライド式がになっています。
おまけにサムターンの厚さも足りませんでした。。。


SwitchBotロックはスライド式のサムターンには対応していないため注意が必要です!
私は紙くずを挟んで100均のシリコンテープで対応しましたw

あっという間に取り付け完了!


 

NFCタグをサポートしているのが嬉しい


他社のスマートロックには「近づくだけで解錠」とかの機能があるらしいのですが、よく精度がイマイチと聞きます。
SwitchBotロックには「近づくだけで解錠」の機能はありませんが、NFCタグをサポートしています!!

文字通りワンタッチで解錠できます。
簡単に図にしてみました。
(概念的な矢印なので、実際の通信経路ではありません)


SiriやGoogle、Alexaと連携して、タグでそちらを呼び出せば似たようなことができます。
ただ、サードパーティのサービスということになるのでセキュリティ上、解錠の際に暗証番号(PIN)を求められます。
大事なことですが、少しタイムラグがあるうえに、暗証番号を求められると興醒めしますよね...


これらの例は動作が1つなので、あまり便利さが伝わりませんが、
後に紹介するオートメーション機能である"シーン"と組み合わせることでNFCタグは輝きます!

打倒オートロック


シーンの説明に入る前に、私のマンションのオートロックについて書きます。
キーフリー生活を送るにはオートロックもスマート化する必要があります。
オートロックと格闘するスマートホーム愛好家はネット上にもチラホラいるみたいですね。
あまり詳しくは書きませんが、
オートロック解除はarduinoを使って自作しました。(激安で作れます。)
エントランスから部屋番号でインターホンを鳴らす必要はありますが、自動で解錠してくれるようにしました。
名前は”オートロック解除くん”ですw


オートロック解除くんは遠隔で電源のオン/オフができる必要があるため、SwitchBotプラグを使っています。

ワンアクションで実行


スマートホームの醍醐味はやはり複数タスクの自動化です。
アプリで"アクション"と"アクション条件"を設定して、"シーン"を作ります。
シーンはアクション条件によって実行されるアクション群です。

アクション条件:例「アプリで手動実行」「9時00分になったら」
アクション:例「電気をつける」「エアコンを切る」

セキュリティ上、SwitchBotロックはアクション条件として扱われるようで、アクションには設定できない仕様のようです。

つまり、解錠をワンアクションで自動実行する手段はNFCタグのみということになります。

なので、「玄関の解錠」をアクション条件とし、オートロックの解錠を行うことになります。

以下が作成したシーンになります。
Plug8027というのがオートロック解除くんの電源です。
ちゃっかり部屋の電気もつけてもらいますw


SwitchBot ハブミニとの連携


SwitchBotロック単体でのアプリとの接続方法はBluetoothのみです。
そのままでは外出先から施錠状態を確認したり、解錠、施錠したりはできません。
そこで、SwitchBotハブミニを購入しました。

これは学習リモコンと呼ばれるデバイスで、色々なメーカーから販売されています。
これを使えば、家中の家電の赤外線リモコンをスマホの中へ取り込めてしまいます!
古い家電でもスマート家電のように、アプリで操作したり、「Hey, Siri」や「ok, google」で操作できるようになります。
私は元々NatureRemoという学習リモコンを使っていました。
しかし、先程紹介したシーンを実現するためにはSwitchBotロックを外出先から操作する必要があるため、2台目の学習リモコンの購入に至りました。

少し話がそれますが、両者を比較してみるとバーチャルリモコンのUI、
日本製家電の守備範囲という点でハブミニよりもNatureRemoの方が優れていると感じました。
NatureRemoはアイリスオーヤマの家電や三菱の古いエアコンをメーカ名まで認識してくれました。ここはやはり日本の会社であるNatureRemoが強いですね。
そんな理由もあって、現在は適材適所の2台体制で快適なスマートホーム生活を送っています。

キーレス生活は思った以上に快適


玄関のドアにSwitchBotロックが来たことで、生活の中から完全に物理キーを排除することができました!
物理キーを持たないことで、カギを閉めたり、ポケットから取り出す手間、閉め忘れの不安などから一心に解放されて想像以上に快適です。

我が家のスマートロック環境の構築はこれにて完了ですが、オートロック解除くんはもっとグレードアップさせていきたいですw

ただ、まだ少し怖いので、念の為に物理キーをカバンのポケットに入れっぱなしにしていますが、一度も使わずに済んでいます!