はじめに
はじめまして。今年度入社いたしました三浦です。
GW期間中に行われた研修の様子を連載します。
今回は「自作キーボードの組み立て Part.1」の様子をお届けします!
GWの過ごし方について
念の為、弊社社員のGWの過ごし方について説明します。
基本的にキー・ポイント株式会社のGW期間中は休業です。
そのため、GW中日は有給奨励日となっており社員の約8割が有給をとりお休みをしています。
ですが、中には「まだ有給がない」「有給をとっても家で暇を持て余してしまう」「今後有給を取得する予定があるので温存しておきたい」等の理由で出社を希望する人もいます。
そんな人たちを対象に「GW研修」と銘打った普段のお仕事とは違うことを行う研修が開催されています。
今年は「自作キーボードの組み立て」に4人、「PCの組み立て」に3人が参加しました。
Day1 自作キーボードの作成
研修1日目は「自作キーボードの組み立て」に挑戦しました!
↓今回使用するキットはこちらです。↓
遊舎工房さん「Primer 16キット」
まずはキーボードの種類について座学のコーナーを、研修主催者である弊社代表が行ってくれました。
弊社には色々なキーボードが飾ってあり、それらを用いて実際に手に取りながら学ぶことができました。
キーボードの種類や軸の違いで触り心地や音が全く違うことを体感し、キーボードの奥深さを知ることができました。
作成手順
キーボードの制作は以下の手順で行いました。
- ProMicroのモゲ対策を行う
- ダイオードのハンダ付け
- 各種部品のハンダ付け
- ファームウェアの書き込みと動作確認
- キースイッチのハンダ付け
- キーキャップの貼り付け
- キーマップの変更
今回の記事では、手順4「ファームウェアの書き込みと動作確認」までの様子をご紹介します!
1.ProMicroのモゲ対策
下準備として、接着剤でProMicroの接着部を固めました。
モゲ(ケーブルの抜き差しをした際に差し込み口が外れてしまうこと)を防ぐために必要な作業です。
接着剤が乾くのを待つ間に、各部品のハンダ付けに取り掛かります。
2.ダイオードのハンダ付け
まずはダイオードの足を折り曲げます。
基盤の穴の幅とぴったりになるように折るのに苦労していると、弊社代表が便利な道具を貸してくれました。早く、綺麗に折れて感動しました。
基盤を裏返してダイオードの向きに注意して差し込み、ハンダ付けを行いました。
ダイオードは電流の方向を一定にする部品であり、向きを誤ると思っていた挙動にならないため注意が必要です。
3.各種部品のハンダ付け
次に、ピンソケットやProMicro、リセットスイッチのハンダ付けを行いました。
ピンソケットは基盤の表側から差し込み、ピンソケットの穴にピンヘッダの短い方がはまる様に当てます。
ProMicroの穴にピンヘッダのピンを通し仮止めをしてハンダ付けを行うのですが、裏側のハンダ付けはピンソケットが斜めになってしまったりと苦戦しながら行いました。
[補足]
▶️ ピンソケット:電気素子の一つであり、ピン(一定間隔で整列された裸の端子)を挿入することで接続可能なメス型の端子
▶️ ProMicro:プログラム開発ができるように予め必要最低限なハードウェアをボードに組み込んだもの
4.ファームウェアの書き込みと動作確認
ここまでで、基盤への部品の取り付けは一度終了です。
Remapのカタログ機能を用いてファームウェアの書き込みを行い、キーボードの動作確認を行いました。
動作確認は、ピンセットを各キーの穴に同時に差し込んで行います。
画面に表示されたキーボード図が青く光れば導通がうまくいっています。
[補足]
▶️ ファームウェア:電子機器に組み込まれたハードウェアを動かすためのソフトウェア
▶️ Remap:既に書き込まれているキーボードのキーマップを、パソコン上の画面から直接操作し反映させることができるWebソフトウェア
動作確認が終われば、いよいよキースイッチの選択へ...
その様子は、次回「自作キーボードの組み立て Part.2」でご紹介します!
終わりに
弊社には他にも、さまざまなガジェットに触れる機会や福利厚生が備わっています。
新しいもの好きの方、キー・ポイントで一緒に働いてみませんか?