割とのんびり勉強して基本情報受けた話

2024.06.11.火
技術

初めまして。2023年に新卒で入社した山本崇史です。

先日、基本情報技術者試験を受けたので経験談としてまとめてみました。これから受験するよーという方は参考にしてみて下さい。

2023年7月勉強スタート

今期中に合格することを目標に設定したのが2023年7月?。普通は試験日を先に決めて勉強するようですが、締め切りが嫌いなので、12月ぐらいに試験が受けられればいいかなーというゆっる〜い期待の下、勉強を始めました。

参考書

参考書として以下の3冊を使用しました:

(1) 栢木厚: 令和06年 イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室, 技術評論社, 2023
https://www.amazon.co.jp/dp/4297138271
(2) 橋本祐史: 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版, 翔泳社, 2023
https://www.amazon.co.jp/dp/4798182524
(3) 大滝みや子: 基本情報技術者【科目B】アルゴリズム×擬似言語 トレーニングブック, 技術評論社, 2023
https://www.amazon.co.jp/dp/4297135191

勉強の流れ

科目A

科目Aはゴリゴリの暗記、一部計算問題といった感じです。まず、(1)の問題部分だけを解いて完璧になるまで回しました。最初は全く覚えられませんでしたが、3ヶ月ぐらい勉強すると大体頭に入った気がします。

細かな解説は気になれば読むぐらいで徐々に頭に入れていくイメージです。1日の勉強時間は平日1時間、休日3時間ぐらい?だったような気がします。全然勉強してないですね。

科目B

10月ぐらいになり、そろそろ科目Bも勉強しないといけないなーということで、上の(3)を進めていたのですが、これがまた難しい。アルゴリズムは「トレースする」のが基本らしいのですが、「めんどくせー。頭の中で解けばいいじゃないか。」と考えていたのが原因でした。

このままではまずいので、(2)でトレースの仕方を覚えました。何周したか分からないですが、一通り間違えずに3周ぐらいできれば十分かと思います。

(2)は大体1ヶ月〜45日程度で終わった気がします。

その後、(3)に戻ってまた基本例題から解き始めましたが、トレースを使うとほとんどの問題がするする解けるようになっていました。応用例題も割と解けるようになっていました。

基本例題・応用例題を何周か解いてから最後のサンプル問題を一通り解きましたが、大体がすんなりと解けました。

(3)は少なくとも5周ぐらいは解いていると思います。答えは覚えてしまいますが、解き方を身につけるという感じです。

この時の勉強時間も上記とあまり変わらずです。

試験2ヶ月前~試験直前

年が明けて、試験を予約しました。

この時期からiPadのアプリで基本情報の過去問を進めました。もっと早くから始めた方が良かったと思います。過去問道場というものもあるらしいので、iPadにこだわる必要はないです。

間違えた問題はチェックをつけて後から分かるようにしておくと良いです。年度別の問題が合計800問ほどあったので(大体、科目Aが6年分ぐらいと科目Bが30問程度でしょうか)、それを全部解きました。

科目Bは(3)の本を、セキュリティのところは(2)を繰り返し解きました。

この頃から休日は5時間ぐらい勉強してたような気がします。平日は相変わらずです。

試験前日

今から問題を解いても仕方がないなーということで、試験会場と弁当を食べる場所、バスの時間の確認を行なったのみです。

試験当日

気分がそわそわしていたので、軽く科目A・Bの問題を解いてから家を出ました。当日は観光のつもりで三ノ宮に着いたら、弁当を食べ、少し時間があったのでジュンク堂で本の品揃えを確認してから会場に向かいました。試験終了後は予定通りパン屋でパンを買って帰りました。なんかもう日記になってるな。

本番で問題を解くときのコツ

科目A・Bともに、1周目は全ての問題に目を通して解ける問題だけを確実に解き切ること、分からない問題にチェックをつけることを目標に(解答時に問題にチェックをつけることができます!)、2周目は分からなかった問題、チェックをつけた問題を解くことを目標に、最後に全問題の確認を行うという流れで進めて、1周目に時間をかけ過ぎないのがコツだと思います。

科目A(90分)

過去問でコンスタントに8割以上取れていたら大丈夫だと思いますが、普通に見たことがない問題が出るので、焦って問題文が入ってこなくなります。上に書いた通り、3周ぐらいかけて全問を解き切ります。

目安として、最初の45分程度で全ての問題に解答します。分からない問題は適当に選択して、後で見る問題としてチェックしておき、見たことのある問題・解ける問題を確実に取りに行きます。

2周目は、20分程度かけてチェックをつけた問題を再度解きます。1周目よりは気持ちに余裕ができて問題文が入ってきますが、それでも分からない問題は分からないので適当に選択します。

最後に15分ほどかけて全ての問題に目を通します。最終チェックです。私の場合は15分ほど残して科目Aを終えました。

あと、メモ用紙は科目AとBでA4の紙1枚ずつ(頼んだらもっともらえるかも)だけです。特に科目Bは大き過ぎない字で書いた方がいいです。ペンはボールペンです。

科目B(100分)

こちらも緊張で問題文が入ってこないので、科目Aと同じ戦略を取ります。最初の5問ぐらいは割と単純な問題なので、普通に解けますが、徐々に難しくなってきます。よく分からない問題は適当に選択して後で見ることにして、最後のセキュリティのところまで一通り解きます。

2周目で、チェックをつけた問題を解きます。落ち着いて問題文を読むと解けることが多いです。気持ちに余裕があるので、ゆったり解けます。本当によく分からない問題は飛ばします。

3周目で最終チェックします。

終了すると科目A・Bの得点が表示されます。自分は805/1000と865/1000でした。

感想

割とのんびり勉強していましたが、それでも合格点を取ることができました。勉強時間の目安として200時間程度と聞いていましたが、大体それぐらいだと思います。

それから、科目Bは何かしらの数式を題材にした問題を見かけるので、数学にある程度強い方が有利かも。。

試験直前・当日はそわそわしますが、落ち着いて解けば大丈夫なはず。まあ、落ち着かなかったら、まずは1周して分かる問題だけ片付けましょう。気がついたら、2周目、3周目は落ち着いてます。

あと、めっちゃどうでもいいけど、試験問題より帰りに外国人の方に道を聞かれて全然分からなかったのが悔しい!!ごめんね。土地勘が無いもんで。。

まあ、帰りのバスで食べたパンが美味しかったので良しとしましょう。

現場からは以上です!