GW研修「自作PCの組み立て Part.1」

2024.05.27.月
社内イベント社内風景社外イベント挨拶・自己紹介

はじめに

初めまして、今年4月に入社しました企画営業部の日下です。
ゴールデンウィーク中の中途採用含める新人研修として、PC制作に挑みました!

数年前にプライベート用のゲーミングPCを自作を考えたことがありましたが、
当時の自分はわからないことが多く、諦めました。
そのため今回の研修を楽しみにしておりました!!!

今回は、作成するPCの概要と研修の流れ、座学の内容を少し紹介しようと思います。

概要

★今回制作するPCについて

 社内サーバー用のPC

★各部品の概要

 CPU:PCの頭脳。処理スピードを決める。
 使用する番手:Intel corei5-14600K

 マザーボード:基盤となり、各部品を繋げる。
 使用する番手:PRO B760M-A DDR4

 メモリ:同時にできる処理の数を決める。
 使用する容量:64GB(2×32GB)

 ストレージ:データを保管する場所。
 使用する容量:SSD 4TB

★研修の流れ

 午前:座学…PCの基本的な構成について。(今回の記事の内容)
    ↓   
    PC制作開始
    ↓
 お昼:お寿司弁当
    ↓
 午後:PC制作の続き、制作したPCの起動!

★座学の内容

座学の先生は、弊社代表の大西です。
KPでは積極的に未経験者の採用もしております。
そのため研修では、未経験者でも興味が持てるような内容が多いです。
今回は、ただのPCの部品説明をするだけでなく、
歴史的な背景やPCを自作する際の部品の選ぶ基準といった実用的な内容でした。

CPUの種類

PCの性能を決める部品です。
見た目はこんな感じで、スタイリッシュでかっこいいです。

裏面は小さなとげとげがあり、マザーボードとの接触部分です。

Intelには、corei3,5,7,9があり、
ぞれぞれロー、ミドル、ハイエンド、ゲーマー向けとなります。
またCore i5-14600Kといった数字にKがついているものはグラフィックボード付となります。
APPLEだとM1~3、AMDならRyzenと上位モデルのThiredripperがあります。

マザーボードの選び方と特徴について

マザーボードは、CPUやメモリ、ファンを取り付けるものです。
↓見た目も、基盤とわかりやすいです。

CPUソケット(CPU裏面のとげとげ)数から、フォームファクタとメモリタイプに合致したものを選びます。
またフォームファクタはサイズ感と拡張性から選定を行います。
サイズ的な例ですが、ATXが標準的なサイズのPC用とすると、
miniは小さいPC用、Microは少し小さいPC、Extendedは大きめのPC用となります。
MicroはATXよりサイズが小さいが、拡張性が低くなり、
Extendedはサイズが大きい分、拡張性も高いです。

メモリの概略とコストバランスについて

メモリは、板状ですぐに折れるイメージでしたが、装甲的なものがついており、意外と頑丈です。

容量は基本的に4GB、8GB、16GBの三つがあります。
2枚で1組の場合はデュアルチャンネル、3枚で1組はトリプルチャンネルと呼ばれ、
16GBを2枚で1組で使用すると、16GB×2=32GBとなります。
DDRにはDDR4とDDR5があるが、DDR5は最新で性能が高い分、お値段もお高いです。
実際AMAZONで調べると、32GB(16GBx2枚)において
DDR4は8,000円あればお釣りがあり、DDR5は16,000円以上するので
コストと性能のバランスから選ぶべしです。

ストレージ HDDとSSDについて

大容量だが処理の遅いHDDと処理が速いが高価なSSDから選定します。
また大きさも全然違って、SSDのほうがかなり小さいです。

HDD:接続規格パラレル、シリアルATがあり、
   サイズでは3.5インチ、2.4インチがあります。
SSD:Gen3とGen4があり、Gen4のほうが最新で高性能となります。

グラフィックボード

CPU内蔵のものでビジネスはOKみたいです。

自作PCの各部品の選び方のまとめ

①CPUの選定。制作するPCの性能を逆算して、CPUのスペックを選ぶ。

②マザーボードの選定。CPUのソケット数にあったものを選ぶ。
 フォームファクタとメモリタイプの拡張性とサイズ感を考慮。

③メモリの選定。欲しい性能とコストバランスから選定。

④ストレージの選定。コストが高くても処理スピードが欲しいならSSD。
 サイズが大きく、処理が遅くても大容量を求めるならHDD。

以上、今回は研修の午前中の内容となります。
仕事の研修で、身近にあるPCの中身の基本的なことと自作方法を学べると、
購入する以外にも自作する選択肢が増えて、得した気分になりますね!!!
次回は実際のPC制作の作業内容と風景となります!