トマト@ネットワーク云々担当です。
Ubuntuでのsudo実行はお馴染みですが、Red Hat系OS(RHELやCentOS)でも、sudo化する事が出来ますので、設定してみます。
Ubuntuのsudoについては、下記URLを参照して下さい。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Others/RootSudo
検証環境
サーバ:CentOS release 5.5
sudo化を設定する
一般ユーザから、rootユーザになる
$ su -
必要に応じてユーザを追加します
# useradd tomato # passwd tomato
# vim /etc/group
「wheel」グループに、sudo実行出来るユーザを追加します
wheel:x:10:root,tomato,・・・・・
# visudo
先頭のコメントアウト(#)を外します
## Allows people in group wheel to run all commands %wheel ALL=(ALL) ALL
rootアカウントをロック(無効化)します
# passwd -l root Locking password for user root. passwd: Success # exit
■sudo実行してみる
sudo無しで実行すると怒られます
$ reboot reboot: must be superuser.
パスワードを聞かれるので、一般ユーザ(tomatoユーザ)のパスワードを入力
$ sudo reboot [sudo] password for tomato: Broadcast message from root (pts/1) (Tue Mar 29 18:49:05 2011): The system is going down for reboot NOW!
rootになる
どうしても、rootユーザになる必要がある場合のみ、rootになりましょう。今までの方法だと弾かれます
$ su - パスワード: su: パスワードが違います
パスワードを聞かれるので、一般ユーザ(tomatoユーザ)のパスワードを入力
$ sudo su - [sudo] password for tomato: # whoami root
小ネタ
sudo実行を行うと、ログに記録されます。これで、何かあった時に、どのユーザが、どんな操作を行ったかを確認する事が出来ます。
$ sudo date [sudo] password for tomato: 2011年 3月 29日 火曜日 18:43:51 JST
/var/log/secure
「tomato」ユーザが、「/tmp」ディレクトリで、「/bin/date」コマンドを実行したMar 29 18:43:51 localhost sudo: tomato : TTY=pts/0 ; PWD=/tmp ; USER=root ; COMMAND=/bin/date