VR ZONE SHINJUKUレポート

2018.06.20.水
VR

開発部の柳井です。前回のVRの記事では、神戸のVR ZONE Portalに行くと予告していましたが、東京へ行く機会があったため、去る5月3日(ゴールデンウィークど真ん中)にVR ZONE SHINJUKUへ行ってきました!

JR新宿駅から北へ徒歩10分程度の場所で、入り口は建物の東側にあります。ドラゴンクエストのスライムがいますね。ゴールデンウィークなこともあり、会場の外にまで長蛇の列ができていますが、「1day4チケットセット」(4,400円)を事前に購入していたため、すぐに入場できました。

場内の様子

まずは受付で、事前購入したQRコードを見せます。スマホアプリ上でチケットを購入すれば、入場からアクティビティ体験まで全てスマホ上で完結できるようです。今回はアプリを入れなかったので、紙のチケットセットを渡されました。

写真のように、入場券とアクティビティ4つ分のチケットがセットになっています。以前は、各アクティビティが色分けされており、色が対応するチケットしか使えなかったのですが、4月末にその区分は無くなったとのことです。



また、場内マップや注意事項の他、ヘッドセットを装着する際に着けるマスク(ニンジャマスク)もついています。これで、不特定多数の人が使うゴーグルも、抵抗感を減らせます。



入ってすぐの広場です。樹木のようなオブジェがあり、ドラゴンクエストのモンスターと写真が撮れます。客層としては、親子連れや10代20代のグループが多かったです。



その他、場内の様子。光る階段など、非日常を感じさせます。公式サイトのムービーによると、夜は建物の外壁(↑最初の画像の溝があるところ)も光るようです。



アクティビティによっては、身長制限があります。ヘッドセットの付け方などのガイドでも、この顔文字のようなキャラ(?)が多用されています。



 

コインロッカーもあります。きちんと確認はしなかったのですが、この時は少し空きがあったようです。両替機に、パックマンの敵キャラ(ゴースト)が乗っていました。色が時間経過で変化します。バンダイナムコが運営しているため、後述のお土産でもパックマンが多用されています。

アクティビティ

さて場内の紹介はこの辺りにして、本題に入りましょう。「フィールドVRアクティビティ」、「CG STAR LIVE」は別途チケットが必要ですが、通常のチケットのみでも15のアクティビティが体験できます。今回は残念ながら時間の都合で、4枚チケットがあるのに3つしか体験できませんでした。リアルタイムの待ち時間をスマホで確認しながら選んだのですが、60分は当然、120分越えもありました。平日(この記事を書いている時)は0分や30分です。

ガンダムに乗れます(操縦はできません)

まずは「ガンダムVR ダイバ強襲」。お台場のガンダムの前に居ると、敵が襲ってきます。それをガンダムが自分をかばいながら戦ってくれる、というものです。

映像はもちろん、音や風、振動などで銃や剣がぶつかって火花が散る様が表現されており、臨場感がありました。ガンダムはよく知らないのですが、ガンダムファンの方は絶対喜ぶと思います!



こちらの写真は、撮影用のパネルですが、「ガンダムユニコーンVR 激突・ダイバ上空」という別バージョン(こちらは空中戦)もあり、今度行った時はそちらも体験してみたいです。

都会にいながら自然を体験できる(?)

2つ目は「ナイアガラドロップ」。これはVRではありません。プロジェクションマッピングで滑り台を滝に見立て、滝壺に落ちるというものです。行ってしまえば滑り台を滑るだけだし、待ち時間が短かったので選んだものですが、スタッフさんが盛り上げるのが上手で楽しめました。

右側に写っているのは、「トラップクライミング」です。東京オリンピックでスポーツクライミングが正式種目になりましたが、VR ZONE SHINJUKUでもクライミングが体験できます。登っていると壁から風が出てきたり、岩が崩れたり(するように見える)するそうです。体験人数は1人〜5人となっていますが、やはり複数人で来ている方が多かったです。



スキーの練習にはなりません(笑)

最後に紹介するのは「スキーロデオ」。雪山をスキーで滑っていきます。自分はリアルのスキーをやるので、VRだとどんな風になるんだろうと、一番楽しみにしていました。結論から言うと、現実とは全く違います。



まず、全然スピードが調整できません。自分の操作が下手なだけ、またはそういう風になっているのかもしれませんが、エッジを効かせても、曲がるばかりでスピードが落ちず、木や岩にぶつかったり崖から落ちたりします。ナビゲーションの女の子が「スピードが出過ぎです!」など警告してくれますが、調整できないので無念にも岩にぶつかります。その場合、画面が真っ白になって、ちょっと前に戻った地点からやり直しになります。

風などによって再現度が高いため、すごく恐いです。ゲームだと分かっていても、岩にぶつかりそうになると頭を守ろうとしてしまいます(ストックを持っているので、手はほとんど動かせません)。崖に落ちてしまった時なんかは、どうすれば地面に叩きつけられても生還できるかを考えてしまうほどです。



3分か5分程度の体験時間で、自分はゴールまで辿りつけませんでした。事前にコースは確認できますが、体験中はそんなことを考えている余裕がありませんでした。3つ体験したアクティビティの中で、一番冷や汗をかきました。。。まとめると、実際のスキーとは全然操作感が違いますが、スピード感や振動などの体感はとてもリアルでした!

お土産

テーマパークといえば(!?)お土産はチェックしたいところ。お菓子の他に、アクティビティに出てくるキャラクターのクリアファイルなどもありました。



 

これはパックマンのウエハースとパイです。ウエハースは、ゲームの画面のようになっており、パイは箱(筒になっている部分)を回すとパックマンやゴーストが動きます。「876」はバンダイナムコの「バンナム」、「19800522」はパックマンが発表された1980年5月22日を表しています。場内もですが、遊び心満載です。

終わりに

次に行くとしたら、またスキーロデオをやりたいです。肝試し系(脱出病棟Ω高所恐怖SHOWなど)は本当に恐そう。。漫画やアニメのコラボが人気なんだろうなと思っていましたが、実際に行ってみるとそれ以外のオリジナルのアクティビティも混雑していたので、どのアクティビティもクオリティに期待できます。

今回体験した中で、VRのコンテンツはスキーのような「実際にあるものを再現する」手法と、ガンダムのような「実際には無いものをあるかのように見せる」手法の、2つのアプローチがあるということに気付きました。

前者は、ゲームなのである程度「嘘」がありますが、仮想の世界の中でリアルさを求めるため、モデルになったものや現場の取材が重要になりそうです。後者は、実際には無いものなのである意味自由に作れますが、だからこそリアルさを表現するのが難しそうです。VR ZONEにあるものはゲーム(娯楽用)なので、参入する企業が限られますが、もう少し産業用にシフトして、職業体験・訓練施設(運転士、パイロットや消防士…)なんてできたら楽しそうです。

また、アクティビティ以外の面では、身長制限や体調の優れない方への配慮などが随所に書かれていました。上記のような遊び心だけでなく、こういうところもしっかりしているのだなと感じました。

そんなVR ZONE SHINJUKUですが、VR ZONE OSAKA(梅田)が2018年秋オープンするそうです!namco梅田店にもVR ZONE Portalはありますが、以前行ってた時はマシンが動いていないようでした。(スタッフさんにお願いすれば、動かしてもらえたのでしょうか?)VR ZONE OSAKAは独立した施設で、アクティビティも増えると思うので、楽しみにしています。

次回は、今年の3月に新卒採用で行った、VRオフィス見学について投稿予定です。→(2018/6/22追記)「合同説明会でVRオフィス見学を実施しました」を投稿しました。





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柳井裕子

柳井裕子

2016年入社、開発部所属。主にWatasoon、WebFile(自社サービス)の他、受託案件にも携わっています。開発日誌ではVRオフィス見学などを投稿してます。